乱高下の一週間
インデックスですら個別株のような値動きの激しい一週間となりました。しかし荒れる事は概ね2021年の終わり頃から予想はされてたので、ちゃんとポートフォリオの整理をしていた人は致命傷は少なかったのではないかと思います。
今週も記録を残しておこうと思います。
2022年最初のFOMC
今週2022年最初のFOMC(連邦公開市場委員会)がありました。今後の利上げ回数、開始時期、バランスシートの縮小開始時期、ペースについて注目されていました。私もFRB議長(パウエル氏)の記者会見を正座して見てました。
しかし
サプライズなし(がっかり)
言及された事をピックアップすると
- ”近いうちに(つまり3月)”利上げを行う
- バランスシートの縮小は利上げ開始後に開始される
- 現在のバランスシート(約$8.9T)が大きすぎるので縮小は相当量が必要
インタビューアーとの質疑応答でも、パウエル議長は日本の政治家の様に話のキレが悪く、聞いててモヤモヤする感じでした。
そしてパウエル議長が喋り出すと株価一気に下がりました。
巷ではパウエルカーブとか言われてました。
各金融機関の利上げ回数予想一覧 (1/29時点)
金融機関名 | 2022年 | 2023年 |
JPモルガン | 5回 | 3回 |
バンクオブアメリカ | 7回 | 4回 |
モルガンスタンレー | 4回 | – |
ドイツ銀行 | 5回 | 3回 |
BNP | 6回 | 3回 |
スタンダードチャータード | 4回 | 2回 |
ウェルズファーゴ | 5回 | 3回 |
UBS | 3回 | – |
バークレイズ | 3回 | – |
ジェフリーズ | 5回 | – |
※利幅は何れも0.25
原油は引き続き上昇中
原油価格(WTI)は先週よりも上がってきました。
$100/バレルという声も先週より高まってきて現実味帯びてきています。
ウクライナ問題も目が離せませんが、その問題がどうなるかというより市場がどう反応するのかが分からないのでよく見ておこうと思います。
決算状況(1/29時点)
2022年最初の四半期決算シーズン中ですが、決算クリアできてる企業が少ないなぁという印象です。
私が見ている範囲でクリアできてる企業がこちら
V
AAPL
TSLA
MSFT
PG
VZ
WFC
DAL
TSM
最近のストラテジー
去年のうちに小型株やテクノロジー株は利確しておきました。長期目的の大型株は少し利確して残りは今でも傷つきながら保有してます。おかげで致命傷もなくこの暴落にも運よく耐えてます。
中短期狙いで去年のうちに仕込んでたエネルギー株と防衛株が活躍しました。防衛株は最近決算の取りこぼしが多いので最長でも次の決算(2022年最初の決算)までに売却する方向で考えてました、そして先週の高値で売却。よくお世話になってるLMTさんお馳走様でした。
エネルギー株はもう利確してもいいくらいの気持ちですが、今利益が狙えるセクターが少ないのでもう少し様子見ながらホールドしようと思います。元々ボラティリティ高いセクターなので油断しないように気を付けてます。
去年同様、今のところ中短期目的の株は粘らず利確は早めに行ってます。落ちる時のスピードが最近半端ないので取り返せなくなります。ホールドしてもなかなか戻ってこなくなり時間を無駄にします。チャンスがある場所を探してそちらに資金を移動しておく方が効率的と考えてます。