止まらないインフレ

時事ネタ

3月消費者物価指数

結果がこちら

CPI(前月比) 1.2% vs 1.2%(予想)

CPI(前年比) 8.5% vs 8.4%(予想)

Core CPI(前月比)0.3% vs 0.5%(予想)
Core CPI(前年比)6.5% vs 6.6%(予想)

CPIレポートより(前年比)
ガソリン +48.0%
中古車 +35.3%
ガス +21.6%
肉・魚・卵 +13.7%
新車 +12.5%
電気 +11.1%
食費 +10%
消費者物価指数全体 +8.5%
交通機関 +7.7%
外食 +6.9%
アパレル +6.8%

シェルター +5.0%

※消費者物価指数(CPI)というのは、消費者が購入する物やサービスの価格変動を算出した指数
※Core CPIというのは、消費者物価指数(CPI)から食品とエネルギーを引いた物価指数

インフレの伸びが止まらないですね。ピークアウトしているというアナリストも出てきていますが、全然収まる気配感じないんですけど・・。
コアが下がっているのは中古車販売価格が下がっているからです。3.8%下落していて、これは1969年以来最大の月間下落率だそうです。とはいっても去年に比べて価格はまだまだ高い状態です。

ついでに、3月生産者物価指数も載せておきます。こちらの指標もインフレ動向を測る指標となっています。

PPI (前月比)1.4% vs 1.1%(予想)

PPI (前年比)11.2% vs 10.6%(予想)※過去最大の上昇率

PPI Core(前月比)1.0% vs 0.5%(予想)
PPI Core(前年比)9.2% vs 8.4%(予想)

こちらもなかなかエグイ結果となりました。エネルギー価格の高騰による影響が出ています。
このCPIとPPIの結果によりFRBはより積極的に利上げに踏み込むことが安易に予想できます。

次項で利上げ予想をみてみます。

利上げ予想状況

先週の利上げ予想値と現時点の予想値を比較してみました。

5月:50BPS(+0.50%)の利上げする確率 80.5% → 91.0%
6月:50BPS(+0.50%)の利上げする確率 58.7% → 68.7%
7月:50BPS(+0.50%)の利上げする確率 46.6% → 49.4%

このようにFRBは利上げに強気といったところでしょうか

また、1年先のインフレ期待の中央値は6.0%(2月時)→6.6%(3月時)に上昇し、2013年以来の最高値となったそうです。

短、中、長期金利トレンドライン

下記のチャートをみてみると、きれいにトレンドライン上にいます。今後どうなっていくのでしょうかね。引き続き長期金利の動向も目が離せません。

銘柄など

今週も引き続き同じ様な流れだったと思います。全体的にはハイテク株が売られ、エネルギーと農業は新値更新する銘柄も多く好調でした。

NTRは新値取りましたし、BGやADMも相変わらず好調
・FLNG、ARなどのLNG関連をはじめ、石油株も好調でした
RPRX、久しぶりに今週はずっと上がってました。JPモルガンがNeutral→Overweightにアップグレードしたことも影響あるようです。
ABBV、久々の下落。副会長兼社長が5/31をもって退任ことが発表され、これが会社にとって大きな損失とのことが理由のようです。でもすぐにBuy the Dip(押し目買い)され、買い戻されてます。
DALHMARなどの旅行関連株も同時に上がってました。DALは決算後に跳ねたので決算内容に好感だったようです。
TRTN、地味な銘柄ですがここ1年位スイングしやすくて遊んでる株です。期待通りまた下がってくれました。わかりやすいヤツなんです。
TからスピンオフしたWBD、バンク・オブ・アメリカは株価は82%上昇する可能性があるので買いだと言ってましたね

 

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