消費者物価指数(CPI)
■消費者物価指数(CPI)
[前年比]
9.1%(結果) vs 8.8%(予想)
8.6%(前回)コア
5.9%(結果) vs 5.8%(予想)
6.0%(前回)[前月比]
1.3%(結果) vs 1.1%(予想)
1.0%(前回)コア
0.7%(結果) vs 0.5%(予想)
0.6%(前回)
[分野別上昇率(前年比)]
ガソリン +59.9%
ガス +38.4%
電気 +13.7%
食費 +12.2%
新車 +11.4%
CPI +9.1%
交通 +8.8%
外食 +7.7%
中古車 +7.1%
シェルター +5.6%
アパレル +5.2%
インフレは収まるどころか予想を大きく上回り加速しました。これは1981年以来の高い数値です。
CPI発表後、債券は早々に売られ、利上げペース予想も上昇しました。インフレがピークに達したというデータを見るにはまだまだ時間が掛かりそうです。
利上げ予想状況
先週から現時点の利上げ予想推移です。現在の政策金利は1.50~1.75%です。
FOMC日程/利上げ幅 | 25bps | 50bps | 75bps | 100bps |
7月27日 | 0% | 0% | 95.4% → 69.1% | 4.6% → 30.9% |
9月21日 | 0% →% | 70.6% → 33.2% | 28.2% → 50.8% | 1.2% → 16.1% |
11月2日 | 39.4% → 43.9% | 46.9% → 29.7% | 13.1% → 6.3% | 0.5% → 0% |
12月14日 | 42.1% → 39.1% | 11.4% → 21.9% | 0.5% → 4.2% | 0% |
CPI発表後、7月の利上げがこれまで75bpsが既定路線でしたが、100bpsになる確率が一気に80%を超えてきました。しかし、現在は表の様に少し落ち着いてきているようです。大体こういう話は熱しやすく冷めやすいので少し時間をおいて様子を見ていくといいと思います。
とはいえ、75bpsか100bpsかは右往左往している状況なのでまだわかりません。要人たちのコメントが日々出てきているのでチェックして温度感や雰囲気を拾っていくといいと思います。現時点では75bpsが優勢に戻してきています。
ツイッターでも流してますが、参考までに以下は要人コメント一部抜粋したものです。
ブラード:インフレが継続するようなデータが続けば、年末までにFFレートが4%を超えるのはもっともなことだと思う
ウォラー:中立金利は2-2.25%の間と見ている。基本的には75bpsの利上げを支持だが、今後のデータが悪ければより大きな利上げに傾くだろう
メスター:景気後退のリスクは高まった。FRBは中立金利を大幅に上回る利上げが必要になると予想している