11月FOMC議事要旨

時事ネタ

11月FOMC議事要旨

11月FOMC議事要旨がリリースされましたので、ポイントだけ抜粋してみました。

・大多数が、近く利上げ減速が適切と判断
・金融政策が経済やインフレに与える影響のタイムラグや大きさが不確実

この2点が注目される点だったと思います。

これらについてサプライズは特にないとおもいますが、市場はこれに反応し株が買われました。

また今後の利上げ予想値も下がりました。これは次の項目で書きます。

 

一応こちらに11月FOMCと会見のまとめのリンクを置いておきます。

11月FOMCまとめ
FOMCステートメントではハト派 予定通り+75bpsの利上げ決定され、これで4回連続0.75%の利上げとなりました。 リリースされたステートメントの中身をみると 「今後の引き上げペースを決定するにあたり、これまでに行ってきた累積的な金融政

議事要旨本文はこちら

FOMC Minutes, November 1-2, 2022
The Federal Reserve Board of Governors in Washington DC.

 

利上げ予想状況

先週から現時点の利上げ予想推移です。
現在の政策金利は3.75%~4.00%です。

12月、2月の利上げ予想は50bpsで変わらず。以降、夏の終わりまでは5%で停滞し、9月から利下げに入る予想値に変化してきました。

金利/日程 12月14日 2月1日 3月22日 5月3日 6月14日 7月26日 9月20日 11月1日
5.25-5.50 15.6% ↓15.4% ↓13.0%
5.00-5.25 ↓9.9% 38.8% ↓39.9% ↓39.5% ↓35.3% ↓28.6% ↓18.7%
4.75-5.00 ↑50.7% ↑42.7% 34.3% 34.4% ↑35.3% ↑35.3% 31.8%
4.50-4.75 19.4% 39.4% ↑11.5% ↑19.8% 27.9%
4.25-4.50 ↑80.6%
4.00-4.25

株価は実体経済よりも先行して動きますので、これらの利上げ動向がより定まってくれば買場も近くなると思います。早ければ23年Q1にも買場は来るのではないかという見方も徐々に出てきています。

実体経済と市場の動き

セクターローテーション
セクターローテーションとは 以前、「セクター」について書きました。セクターについてよく分からない方はまずそちらからご覧ください。 市場には、相場サイクルやシーズナリティがあります。同じようにセクターにも、景気や金利の変動など様々な要因によっ

 

 

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