よく目にするグロース株とバリュー株ってなに？
まず初心者向けにグロース株とバリュー株のはどういうものかという説明をしていきます。
グロース株とは
成長株とも言われます。由来の通りこれからどんどん成長していく企業の株です。若い企業が多いです。利益を再投資して成長を続けていく為、配当は出さない企業が多いです。
これらの企業の成長に対して投資することをグロース株投資とかグロース投資と言われています。
難易度はバリュー株投資に比べてやさしいほうです。
バリュー株とは
割安株とも言われます。株価が企業価値に比べて安いと考えられる株です。もうこれ以上成長を見込めない歴史ある企業が多いです。利益を配当金で投資家へ還元する企業が多いです。
これらの企業の株が割安なときに投資することを、バリュー株投資とかバリュー投資と言われています。
難易度はとても難しいと思います。損益計算書などを読みこなせる必要があるからです。
どちらの投資方法がいいの？
私の経験からいうと、どちらの投資方法が優れているという考え方ではなく、今の株式市場の状況に対してどちらの投資を選択したほうがよいかで使い分けるほうが良いと思っています。
試しに下記に1つチャートを載せました。ご覧ください。
「ウィルシャー米国大型グロース株指数」を「ウィルシャー米国大型バリュー株指数」で割ったものです。いきなりでよくわからないと思いますが、気にしなくていいです。単純に1.00を基準に比率（グラフ）が上がると、グロース株はバリュー株を上回り、下がるとバリュー株はグロース株を上回るパフォーマンスを出しているということが分かるチャートです。
2000年ドットコムバブルと呼ばれる時期にグロース株のピークに達しました。グロース株がイケイケの状態でアウトパフォームしています。こんな時にバリュー株を買うよりグロース株のほうを買っているほうが利が出やすいわけです。
逆にグロース株がアンダーパフォームしてる時にグロース株を買っても利が乗りにくいわけですから、そんな時はバリュー株のほうがパフォーマンスがいいことが分かると思います。
※アウトパフォーム（Outperform）＝パフォーマンスが上がっているという意味
※アンダーパフォーム（Underperform) ＝パフォーマンスが下がっているという意味
