3月雇用統計 : 予想より強めの結果

時事ネタ

3月雇用統計結果

■非農業部門雇用者数
236k(結果) vs 240k(予想)
326k(前回)

■失業率
3.5%(結果)vs 3.6%(予想)
3.6%(前回)

■平均時給
[前月比]
0.3%(結果)vs 0.3%(予想)
0.2%(前回)

[前年比]
4.2%(結果)vs 4.3%(予想)
4.6%(前回)


全体的に微妙な結果
となりました。私的には労働市場はまだ粘り強いという結果に見えました。

今週発表されているJOLTS(雇用動態調査)の下げや、新規失業保険申請件数の増加の結果から、今回の雇用統計も全体的に下がる期待値が高まっていました

雇用者数と平均時給(前年比)は確かに下がりましたが、失業率は低下し平均時給(前月比)は上昇しました。失業率は依然歴史的に低い水準となっています。

本日は米国市場がお休みなので市場の反応がわかりませんが、長・短金利は上昇、ドル/円もドルが上昇しました。この反応をみると「まだ労働市場は強い」と市場は受け取ったのだと思います。

この結果によりFRBは5月のFOMCで利上げがしやすくなったと思います。

利上げ予想状況

先週から現時点の利上げ予想推移です。
本日利上げが行われましたので、現在の政策金利は4.75%~5.00%です。

特に大きな変化はなく、引き続き年内に3回利下げされる予想になっており、FRBと市場予想の間には大きな乖離があります。FRBはいまだ利下げには示唆しておらず、楽観的ムードがあるなと感じてます。

金利/日程 5月3日 6月14日 7月26日 9月20日 11月1日 12月13日 1月31日 3月20日 5月1日
5.25-5.50 0.0% ↓1.7%
5.00-5.25 ↑67.0% ↑66.2% ↑35.8% ↑12.4%
4.75-5.00 ↓33.0% ↓32.1% ↑48.2% ↑39.9% ↑23.8%
4.50-4.75 ↓15.1% ↓37.3% ↑38.8% ↓19.5%
4.25-4.50 ↓26.0% ↓35.3% ↑29.1% ↑26.1%
4.00-4.25 ↑29.0% ↓31.5% ↑31.0%
3.75-4.00 ↓17.8% ↓20.4% ↓24.8%
3.50-3.75 ↓30.6%
3.25-3.50     ↑21.4%

 

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