11月雇用統計結果

11月雇用統計

■非農業部門雇用者数
199k（結果）vs　185k（予想）
150k（前回）

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■失業率
3.7%（結果）vs　3.9%（予想）
3.9%（前回）

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■平均時給
[前月比]
0.4%（結果）vs　0.3%（予想）
0.2%（前回）

[前年比]
4.0%（結果）vs　4.0%（予想）
4.0%（前回）

雇用は増加、失業率も低下、平均時給は据え置き

3月に利下げが行われる期待が徐々に高まっていたところで、強い雇用が示され早期利下げの期待を裏切る結果となりました。

来週のFOMCでは金利据え置きが予想されています。利上げは無いにしろ、高金利をいつまで維持し続けるかは今後のインフレ指標次第ではあります。FRBは少し前まではインフレ退治に全力でしたが、今は大分落ち着き、上手くバランスを取りながらソフトランディングを目指しているので、手腕が問われる時期に入っていると思います。

市場予想もこの結果を受けて3月の利上げ予想から5月へ後退しています。FRBもこの結果を見て利下げを急ぐ必要性は無く、雇用の減速はまだ時間が必要。FRBもこの金利を当分維持していくだろうと思います。

来週のFOMCでパウエルがどんな発言をするのか注目となります。

株価は来週のFOMCまで様子見といったところで値動きは限定的でした。

金利予想状況

現在の政策金利は5.25％～5.50%です。

3月利下げ予想が雇用統計の結果を受け5月へ後退しました。