雇用は下回るも賃金インフレ底固い、原油価格も上昇中

時事ネタ

今週の決算サマリー

結果 ティッカー メモ
✕ ZI 売上高✕、ガイダンス✕、株価約-25%
〇 PFE 予想超えるも、減益減収、ガイダンス下方修正
✕ MRK EPS✕
〇 MAR ガイダンス上方修正
〇 PINS
✕ AMD ガイダンス✕
✕ SBUX 売上高✕、ガイダンス✕、既存店売上高✕
✕ BG 売上高✕、ロシアが穀物輸出合意離脱から株価好調
〇 CVS
〇 ULCC Capacity growthのガイダンス下方修正
✕ QCOM 売上高✕、ガイダンス✕、株価約-11%
✕ DASH EPS✕
〇 SHOP 株価約-6%
〇 PYPL 株価約-12%
〇 U
✕ NTR EPS✕、ガイダンス✕、ガイダンス下方修正
〇 FVRR 株価約+20%
✕ H EPS✕、株価約-9%
✕ LNG 売上高✕、ガイダンス上方修正、株価約+3%
〇 AMGN ガイダンス上方修正、主力薬品好調、年内ホライゾン買収見込み
〇 ABNB
〇 COIN
〇 AAPL iphone減収だがサービス好調
〇 AMZN AWS鈍化継続、全体の見通しは好調
〇 DKNG 好調、ガイダンス上方修正、株価約+13%
〇 SQ

株価指数も7月は季節性アノマリー通りしっかり上昇しました。

7月雇用統計

■非農業部門雇用者数
187k（結果）vs　200k（予想）
185k（前回）

■失業率
3.5%（結果）vs　3.6%（予想）
3.6%（前回）

■平均時給
[前月比]
0.4%（結果）vs　0.3%（予想）
0.4%（前回）

[前年比]
4.4%（結果）vs　4.2%（予想）
4.4%（前回）

 

雇用は予想を下回る、失業率は低下、平均時給は予想を超える結果となりました。

雇用者数はほぼ毎月修正が入るので、時間が経たないとあまり当てにならない数字だと感じてます。とはいえグラフを見ても分かるように確実に下げてきています。

一方失業率はまた低下してきました。平均時給も予想は超えています、ここ数か月変化なしという感じです。

ドル円は、雇用統計発表直後は方向感がない攻防が続きましたが、時間が経つにつれ142円台後半から141円半ばまで下落。

原油価格上昇中

ここ数か月徐々に原油価格が上昇し、先日$80/バレルを超え、現時点で$83.10/バレルまで上昇してきました。もし、$90に達してしまえば$100まであっという間だという話も出ています。

ガソリン価格も上昇中。金曜の全米平均価格は$3.831。$4.00までまだ先だと思っていましたが、チリツモでもう視野に入ってきている感じです。

1日前：$3.821
1週間前：$3.732
1ヵ月前：$3.529

インフレが収まりつつあるところで、原油価格の上昇が続けばインフレ再燃にもなりかねないので気になっているところです。

 

金利予想状況

現在の政策金利は5.25％～5.50%です。

8月にFOMCはありませんが、次に注目するイベントは8月24日～26日にジャクソンホール会議です。その日までにCPIが一度発表されますので、ジャクソンホール会議でのパウエル講演に注目が集まります。

金曜、FOMCメンバーの一人、グールズビー総裁（ハト派）は下記のようなコメントを出しています。

 さて、どれくらい維持する気なのでしょうね。

市場予想は下記の通りです。先週からあまり変わっていないように見えますが、雇用統計の結果受けて年内の利上げ予想値が下がっています。パウエル議長も9月FOMCまでのインフレ指標を見て利上げ継続か据え置きかを見極めると言っていましたので引き続きインフレ指標には注目です。

金利/日程 9月20日 11月1日 12月13日 1月31日 3月20日 5月1日 6月19日 7月31日 9月25日
5.50-5.75 ↓13.5% ↓26.4% ↓23.4% ↓15.9%
5.25-5.50 ↑86.5% ↑71.2% ↑65.6% ↓50.7% ↓31.9%
5.00-5.25 0% 0% ↓8.9% ↑28.8% ↑40.7% ↓32.7% ↓22.3%
4.75-5.00 ↑17.0% ↑38.7% ↑35.9% ↓25.6%
4.50-4.75 ↑15.7% ↓26.3% ↑33.6% ↓27.1%
4.25-4.50 ↑21.8% ↑31.4%
4.00-4.25 ↑19.0%
3.75-4.00

 

タイトルとURLをコピーしました